当院では、麻酔液を注入する前に、表面麻酔を塗布しています。そして、塗布した箇所の感覚がマヒした状態で極細の麻酔針で麻酔液をゆっくり注入しておりますので、痛みはほとんど感じません。
治療は必要最小限のむし歯除去に留め、場合によっては薬剤(3Mix-MP®法・ドッグベストセメント)で治療を行う事もあります。麻酔を使用する機会を減らすことで、患者さんの負担軽減に努めています。
当院では、むし歯の治療において必要な部分だけを削る、必要最小限の治療を心がけています。当院ではこうした治療を20年ほど前から行ってきましたが、日本の歯科医療でも近年、「MI」(ミニマル・インターベンション)として普及してきています。「MI」は上述の考え方を重視する治療のことを指し、2000年に国際歯科連盟でも提唱されました。
当院は必要最小限の除去を心がけつつ、削らずに薬剤で治療する「ドックベストセメント」や「3Mix-MP®法」を導入しています。細菌の感染部位が非常に小さい場合は目で見えませんが、2つの方法によって補うことで、目に見えない細菌も除菌することができます。
必要最小限の除去に薬剤での治療を加えたものがMIの完成形であると当院では考えています。
とても画期的な虫歯治療方法です※歯の状態や治療方法の選択により多少異なります
ドックベストセメントは、アメリカで開発されたミネラル成分を含んだ特殊な歯科薬剤です。 安全性が高い持続的な殺菌力を利用して、虫歯菌がそれ以上増えにくい歯の環境を作ります。
詳しくは当院スタッフまで
16,500~22,000円(税込)
ダイアグノデントペン(DIAGNOdent Pen)は、虫歯の初期段階を検出するための最新技術を駆使したデバイスです。従来の視覚的および触診的な検査方法に比べて、早期発見に優れております。 ダイアグノデントペンは、レーザー蛍光技術を使用して虫歯を検出します。このデバイスは、歯の表面にレーザーを照射し、戻ってくる蛍光信号を測定することで、虫歯の存在を検出します。健全な歯と虫歯のある歯では、戻ってくる蛍光信号の強度が異なるため、この違いを利用して虫歯の有無を判定します。
1,100~11,000円(税込)
むし歯が浅い場合の治療方法
むし歯が浅い場合で患者さんのセルフケアの状況に問題がなければ、削らずに経過を観察するか、削ったとしてもごく少量に留めます。また、削りたくないご要望がある場合には、薬剤で除菌するドックベストセメントの使用も検討します。
むし歯が深い場合の治療方法
むし歯が深い場合には、3Mix-MP®法が有効です。半固形状の薬剤を患部に置いてふたをすることで薬剤が歯の内部で浸透し、細菌を除菌してくれます。